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二畳半の部屋で過ごした6ヶ月 The six months I spent in a 43 sq.ft. room

シェアハウスで過ごした6ヶ月は常に睡眠不足と戦いながらも
かなり中身の濃い日々を過ごしてきました。
4月後半からやたら仕事で追われるようになり、
結果出さなかったらクビだとかいわれたので朝から晩までアポをとったりしていたら
5月6月は家に変えるのが夜の9時を過ぎるようになり、
正直 寝るためだけに家に帰る日々が続いていました。
会社から遠いので11時までにベッドに入ったとしても、朝の6時半には家を出るので
インドネシア人夫婦とも顔をあわせない日が続き、
そうこうしていたらインドネシア人夫婦は退去して、気がついたら新しいマレーシア人男性が入居してきて…プライベートでも変化が激しくごたついていました。

日本じゃないんだから残業したらだめだよ!!と言われながらも
結局残業していました。だって時間ないんだもの。

そんな中ポジションの移動も要求され今度はリスケに追われて
結果だすどころではなくなったタイミングでコロナのようなひどい風邪にかかり
ダウンしてしまいました…。正直働いている人のことは何も考えていないよな、この会社。

それでも私が仕事をしている姿をみて、応援してくれる人たちが現れるようになり
家が近くのパキスタン人の友達ができるなど、
生活の軸ができ始めていました。
結局6ヶ月目以降もシェアハウスを更新しようかと思い、延長手続きをしたものの
何か新しい入居者のマレーシア人とうまくいかないのです…。
せっかくローカルの友達ができたと思っていたのに…。

彼の生い立ちは早くに両親をなくしたことから複雑な背景を抱えており、
高校生の時にテニスの奨学金でアメリカの大学に入学したという
かなり苦労してきたIT起業家です。

しかし、超有名企業でコンサルをしてきて
自分が手掛けるビジネスでアメリカ、日本、スウェーデンを渡り歩いてて
高学歴エンジニアを雇い、マレーシアの資産家とつながっていて
経験も豊富で英語も達者なのに、
すごくルーズで、約束を守れない人でした。
ゴミも捨てない、雨が入ってきても窓を閉めない、ルールで決まっている時間を超えて
夜中まで洗濯機をまわす…
自分が損を被ることに非常に神経質になり、他人をすぐに責めて
家主とは喧嘩ばかり。

その彼が発した究極の言葉は「自分の周りはテイカーばかりなんだよ。」

不器用というか一番集団生活にむいてない人が来たような感じを受けました。
それでいて自分が少しでも利益を得るために他人のモノを利用したり
他人を利用することには努力を厭わない、自分中心主義の人でした。

一緒に住むということでどうしても会話が避けられず、
私自身も彼の新しいビジネスのための情報を収集したり、
彼が勧めるサテーのお店(後に間違っていた)にご飯に連れて行ってもらい
彼が現金を持っていなくて私が奢るということなどをして…

結局彼氏でもないのにかなり距離が近くなってしまい
これ以上は無理!と思い
私がシェアハウスの契約を解約する、という結末に至ったのでした。
彼とはそれ以来言葉をかわしていません。

そして限られた時間で、
もう部屋探しもケチっていては見つからない、と思い
お金を出して会社に比較的近い、かなり静かな富裕層エリアに引っ越してきたのです。

 

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