共産党統治下のチェコスロヴァキア(現:チェコ共和国)に生まれ、自由を求めてアメリカに亡命した絵本作家ピーター・シスさんの200点程の作品と彼の生い立ちを辿る展示会に行ってきました。
すごく繊細な線で描かれる下絵に鮮やかな色使いが特徴的な彼の絵は
冷戦中に描かれたというのが信じられないほど子供を惹きつける魅力溢れる作品だ。
たくさんの可愛い絵本が作られている有名なチェコ。
そんな話とは裏腹に歴史が残した傷は結構深そうだった。
彼のメッセージは「絶対に諦めないで。夢は追い続ければ叶うから。」
というものだった。戦争中に絵を描き続けるとはどんな気持ちだったのだろうか。彼がつくったアニメーションも戦争のため放送禁止になるなど、報われないことが多くあった中で彼はアメリカでイラストレーターとして活動する。
やっぱり海外に出るとチャンスが多くあるのか。
アメリカとなれば尚更だ。
ちょうど留学を考えていたけれど、チェコに行くのも良いと思っていた。
このタイミングでこの展示会に巡り会えたのはラッキーだった。
時代背景に色々と左右されてきたピーターシスさんの人生を見ていると、生半可な気持ちではなれないけれど、諦めないで、というメッセージは強烈に伝わってくるのである。
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