退職して久しぶりに絵本のクラスに顔を出す。
相変わらず宿題を持って来ていない私。
WAKKUNはいつものように1人ずつみんなの目を見て話し始める。
大事なのは自分と向き合って自分の根っこを探すことだと
繰り返すWAKKUN。
今日は蛇腹絵本をWAKKUNに見てもらい評価をもらう日だった。
みんなの素敵な絵本を見てそれぞれの個性が少しずつ理解できるようになってきた。ファッションのセンスがさりげなく光る絵本、仕掛け絵本のようなワクワクする絵本、電車で観察した人を何枚にも渡って描く人、みんなすごい。
大事なのは、感動した時に何かを表現することなんだそうだ。
その手段は問わない、自分が好きなものであれば何でも良い。
最近私が感動したことはなんだっただろう。
何だったかな…。
このクラスにくるといつも別次元に入り込んだような気持ちになることがある。
普段、お金のことしか考えていなかった。
今日の仕事をいかに効率よく終わらせるか、良い結果が出せるのか、どうやって節約してどうやって資産を増やすか…。
心のことをいかに普段置き去りにしているかということ。
何をすれば自分が喜ぶのかもよくわからない。
このクラスにくるまでの私の頭の中は梅雨に向けてどんな服を買うかでいっぱいだった。
私には英語で心置きなく相談できる友達が何人かいる。
お互いに尊敬し合っている。
イギリスにいる元彼氏を含めて。
私の人生はその人達なしには始まらない。
私から英語や海外は切っても切り離せない。
私を構成する1部である。
でもじゃあ何を表現するのか、自分のやるべきこととは…?
絵本で人と何かを分かち合うって、何を?
この疑問は大きい。
生涯ずっと立ちはだかる壁なんだろう。
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