今日は紅葉シーズン最後の週末と思われるような暖かい日だった。
今日も絵本のクラスで神戸のGallery Vieに向かう。
WAKKUNの墨絵の授業だった。
およそ100cm四方の紙に墨汁を使って思いのままに表現する。
WAKKUNいわく、自分の方向性を見つけるには
自分の心が一番動いたことを素直に表現するのが良いようだ。
私はもう40歳近くになってきているけれど
最近心が動くという事は
少なくなってきている。
しかも今まで描いたこともないような大きな白紙を前にして
表現しようにもどう筆を動かしたらよいかすらわからない。
まあこんな感じで
紅葉した葉っぱが落ちていく様子を描こうと思ったが
最初に入れた線から思うように手は動かず。
これもWAKKUNの狙い通りのようで
計画にない、経験したことのない中でこそ
自分の表現が磨かれる、のだそうで
先生の思惑通り
新しい表現方法に挑戦せざるを得なかった。
今日も面白い授業だったけれど
自分にとって考えさせられる授業だった。
WAKKUNという人はすごくピュアな人だ。
過去の作品がどんな風に出来たか、というエピソードを話す時の彼は目が輝いていて、
そしてとても純粋な想いで人と向き合っている。
人間らしい心の動きの捉え方がすごく上手くて、グレーで曖昧な部分さえも受け入れて認める部分がある。
自分がピュアな心を持っていたのはいつだろう。
かなり前のような気がする。
WAKKUNと会うと自分を振り返って反省したくなる。
同時に昔の気持ちを少し取り戻して、心の思うままに表現してみればいいと背中を押されるような気持ちになる。
来週はダミー絵本を提出する日。
心のままに思うことを書けばそれでよしと。
コメント