食べていくための仕事、自分のやりたい仕事　Rice work, Life work

「〇〇をやりたいなら、そっちじゃなくない？」
よくキャリアの相談をすると返ってくる言葉。

〇〇をやるためのお金を稼ぐためなら仕事は何でもいいか、となりがちだけれど
プロになりたかったらその仕事に近いところで働くのが一番良いとアドバイスを受けたことがある。
ミュージシャンだったら、音響だったり、スタジオの経営だったり、音楽学校だったり。

食べていくための仕事を長くやっていると、今度その仕事の長期的なキャリアを考え始める。
仕事を失わないために。
しかも今、時代はVUCAの時代。
やりたくない仕事につくのでさえ、難しい時代になってきた。
そうやって自分のやりたかった事からどんどん離れていく。

食べるためにどんな仕事でもやる、もしくは効率よく稼ぐための仕事に変えるという人もいるのではないだろうか。私はそれが悪だとは思わない。
でもやりたかった事を忘れないようにしないといけない。
常に今の自分が近づいているのか距離を確認しなければならない。
やりたかったことを実現するのは時間がかかる、でもできることなら死ぬまでにやりたい。
社会人になって分かったけれど、10年なんてあっという間だ。
やりたくもない仕事を一生続けることもあるかもしれないけれど、自分の為に時間を作らなければならない。
どうやって実現したらいいのかわからない場合、試行錯誤する時間を考えると
自分の一生は足らないのではないかと思える。
自分には才能がないとすら思うことも。
そんな悩みを抱えながらずっとやってきた。
たぶんこれからも続くだろうけれど、前に進まなくては。
そんな私が次にやるべき仕事はなんだろう。